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小樽発「ジンギス缶」が「味付ジンギスカングランプリ」特別賞 革新性評価

授賞式の様子(左から羊齧協会主席の菊池一弘さん、伊藤商事社長の伊藤博史さん)
写真提供:味付ジンギスカングランプリ実行委員会

授賞式の様子(左から羊齧協会主席の菊池一弘さん、伊藤商事社長の伊藤博史さん) 写真提供:味付ジンギスカングランプリ実行委員会

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 「ミートショップいとう銭函工場『Jenny Box』」(小樽市銭函3)を運営する伊藤商事が販売する「ジンギス缶」が6月3日、「味付ジンギスカングランプリ」で特別賞を受賞した。

ジンギス缶

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 家庭などでも気軽に羊肉を楽しめる「味付ジンギスカン」の認知度の向上などを目的として開催した同コンテスト。ミート・アンド・ライブストック・オーストラリア(MLA、東京都千代田区)が主催し、オーストラリア大使館や北海道遺産ジンギスカン応援隊、羊齧協会、ラムバサダー・プロジェクトの協力で開催した。

 同コンテストには商品68種類、42社がエントリーした。MLA駐日代表のスコット・ウォーカーさんやオーストラリア大使館参事官のトム・クライネンさん、北海道遺産ジンギスカン応援隊事務局長の本田美穂子さんなど、6人の審査員が全商品を11時間にわたり実食し、味やコストパフォーマンス、オリジナリティー、羊肉普及貢献度などを厳正に審査し、グランプリをはじめとした7商品を選定した。

 「ジンギス缶」はアルミ缶に入れた非加熱の味付き生ジンギスカン商品。フルオープンタイプの缶で調理時の取り扱いが容易で衛生的、空き缶は洗浄して、飲料の缶と一緒に資源ゴミとして捨てることが可能で、同社が推し進めるSDGsの取り組みとも一致する商品。開発には6カ月の試行錯誤と検査を重ね、アルミ缶に非加熱の味付け肉を充填(じゅうてん)することに成功。従来の袋入りの商品が冷蔵での賞味期限が5日だったのに対し、25日の賞味期限表示、冷凍に関しては90日の賞味期限表示が可能という。今回のコンテストでは、革新性と独自性が評価され、審査員特別賞イノベーション部門を受賞した。

 伊藤博史社長は「弊社の創業29周年に合わせ、『ジンギス缶』という名前先行で商品開発に取り組んだ。開発に苦労はあったが、評価されうれしい」と話す。

 同商品は現在、応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」で先行販売している。一般販売は8月を予定する。

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