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レバンガ北海道、小樽なると屋とパートナー契約で飲食事業進出へ SDGsへの取り組みも

記者会見の様子

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 バスケットボールのBリーグに所属するレバンガ北海道(札幌市厚別区)が7月21日、エフビーシーホールディングス(小樽市)とフードビジネスサポートパートナー契約を結び、フードビジネス事業部門を立ち上げることを発表した。

レバンガ北海道と小樽なると屋のロゴ

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 同社は創業69年の飲食店「若鶏時代なると」「小樽なると屋」の運営をはじめ、全国43都道府県97百貨店で催事実績を持つ企業。同クラブチームは契約により、北海道内各地でフードトラックによる小樽なると屋のフランチャイズ店舗運営のほか、百貨店での催事出店を行うことで、クラブの財務基盤およびチーム強化費の向上を図る。

 同クラブチームでは、同社が創業時から取り組む、年間145トンに及ぶ調理に使った油を飼料に再生するなどの事業も積極的に取り入れ、SDGsを推進していく方針という。

 レバンガ北海道社長の折茂武彦さんによると、「なると」社長の阿部誠さんの人柄や小樽をはじめとする北海道への感謝と恩返しの思いに共感し、一緒に「北海道をスポーツと食で盛り上げていきたい」と考え、契約に進んで行ったという。初のフードビジネス事業に関しては、「これからのクラブの成長や事業拡大を考えたときに、本業であるバスケ事業にも関わりの深い食事業を伸ばしていくことが最適であり、新たな事業の柱にしていきたい」と話している。今後のフードビジネス事業の主体はキッチントレーラー事業で、レバンガ北海道と「小樽なると屋」のデザインをほどこした移動販売車が道内各地に設置できるように進めていくほか、「百貨店などでの催事出展や商品開発、ホームゲーム会場での販売などを展開していきたい」としている。

 ホールディングス内企業「なると」の阿部哲也副社長は「昨今はコロナ禍により北海道全体も元気がない中、弊社も食を通じて北海道を元気にという気持ちで頑張っている。今回のフランチャイズビジネス展開に関しては、弊社としても初めての試みとなるが、プロとしてのキャリアと自信がある。食とスポーツの力で北海道をもっともっと元気にしていきたい」と話す。

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