小樽・コミュニティセンターウイング（小樽市望洋台1）で5月16日、小樽市議会「市民と語る会」が開催される。

進行を手伝う安斎哲也議員

　同会は、議会活性化を目指す同市議会の試みの一環として開催。企画から当日の設（しつら）え・後片付けまで、同議会議員によって行われる。議会の仕組みと役割を知らせるほか、議会報告に対する市民の意見を聞くことを目的とする。

　15日には、小樽市いなきたコミュニティセンター（稲穂5）で同会を開催し、事前に用意された席は開始前に埋め尽くされ、追加の椅子が用意された。議会報告後の質問や意見交換の際には、市民から厳しい声も聞こえたが、担当議員らは時間の制約のある中、誠実に質問や意見に応えた。

　同会に参加した市内在住の本間俊三郎さんは、盲導犬を使う家族と一緒に市内の飲食店に出掛け入店拒否対応を受けた経験を伝え、小樽を訪れる盲導犬使用者が同じ経験をしないような環境を整備することを要望。そのほか、子育てのしやすい環境整備や市立美術館の利便性向上などについての意見が市民から出た。

　同市議会の横田久俊議長は「厳しい意見もあった中、市民の方々から多くのお話を伺うことができた。このような会を通して、市議会の活動や役割を少しでも知っていただければうれしい」と話した。「議会運営だけでなく、市民と市議会がお互いに近い存在になるように、今後もこのような場を設けていきたい。道のりは長いが、尽力していきたい」とも。

　開始時間は18時30分。参加無料。問い合わせは議会事務局（TEL 0134-22-2847）まで。