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「小樽市鰊御殿」が今季営業開始 ニシン漁の栄華を今に伝える

小樽市鰊御殿

小樽市鰊御殿

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 「小樽市鰊(にしん)御殿」(小樽市祝津3)が4月3日、今季営業を始めた。

小樽市鰊御殿内部

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 同施設は1897年(明治30年)、泊村に建てられ、1958年(昭和33年)に現在地へ移築復元した。移築後の1960年(昭和35年)に「北海道有形文化財ニシン漁場建築」として文化財に指定された。明治時代の原形をとどめた貴重なニシン漁場建築で、屋内には、ニシン漁やニシン加工に使われた道具類をはじめ、ニシン番屋で生活していた人々の生活用具や記録VTR、写真など貴重な資料を展示している。

 小樽市からニシン御殿の管理を受託している小樽水族館公社によると、同建築物は一部2階建てで総面積は611.9平方メートル。主に「たも・せん・とど松」といった北海道産原木や東北地方から取り寄せたヒノキ材など、約540トンの木材を使っているという。

 開館時間は9時~17時(10月16日以降は16時まで)。入場は大人=300円、高校生=150円、中学生以下無料。11月23日まで。

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