小樽市民センターマリンホール(小樽市色内2、TEL 0134-25-9900)で12月8日、「映画『ひろしま』小樽上映会が開催される。主催は、できることをできるだけプロジェクト小樽実行委員会。
原爆投下から8年後となる1953(昭和28)年に制作された同作品。原作は被爆にあった子どもたちの作文を基に制作されたという。当時の広島市民約9万人がエキストラとして出演し、原爆の悲惨さや戦争のむなしさを表現した同作品。監督は、関川秀雄(1908年-1977年)が務め、1955年の第5回ベルリン国際映画祭長編映画賞を受賞。
同作品の監督補佐を務めた小林太平さんの息子で映画プロデューサーの小林一平さんによる働きかけで実現した同上映会。小樽のほか、札幌=12月3日、4日、10日、11日(TEL 070-5285-5289)と恵庭=12月13日(TEL 0123-37-2372)でも上映会が予定されている。
同時上映として、「肥田舜太郎インタビュー『原爆から原発へ』」のほか、小林さんによる講演「映画『ひろしま』を語る」も予定されている。併せて、本物の弾跡付きゼロ戦プロペラや撮影時に使われていたノー トなどの特別展示も開催する。
「この映画は日本人として地球人として、見て、感じて、知って、学んでほしい」と話すのは、同実行委員会の高橋将友さん。「特に若い人にはぜひ見てもらいたい。思いはLOVE&PEACE」とも。
上映時間は、第1部=14時~17時30分、第2部=18時30分~21時。入場料は、一般=1,000円、学生(中学生、高校生、大学生)=600円ほか。チケットは、同会場またはStoic’s(TEL 0134-64-5397)で販売する。