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小樽に福島の児童たちの笑顔-市民と交流、海や山を満喫

福島の児童らの笑顔

福島の児童らの笑顔

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 小樽で8月1日~3日、日本青年会議所の復興支援事業「笑顔デザインプロジェクト」が開催され、東日本大震災で被災した福島県の児童ら8人が同市に招待された。

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 同事業は、小樽青年会議所が同市民との交流や自然との触れ合いを通して、被災した児童らを笑顔にしたいとの目的で企画。福島の児童らは、塩谷海水浴場や天狗(てんぐ)山、堺町通りなどでさまざまなプログラムを通じ、小樽の児童らと交流しながら小樽の歴史などを学んだ。

 初日の1日、児童らは同市に到着後、歓迎会で小樽の児童らに迎えられた。その後、「第5回リバーサイドフェスティバル・第15回朝里川花火大会」に出掛け、花火を鑑賞。同祭の来賓として来場していた中松義治小樽市長と記念撮影なども行った。2日目は小樽の海と山を満喫。塩谷海岸では、前日に「チームはぴらいず」が制作したサンドオブジェを鑑賞したり、海水浴を楽しんだりしたほか、ボランティアのゴミ拾いなどで成り立っている同海水浴場の歴史などを学んだ。天狗山では、児童ら自身でカレーライスを作ったり、同山のロープウエーで頂上に登り夜景を楽しんだりした。

 「小樽の友達やおじさんたちと遊んだ海が一番面白かった。また小樽に遊びに来たい」と参加した荒川れいなちゃん(5)。付き添いで小樽に来たれいなちゃんの祖母・直代さんは、「いろいろな情報が錯綜(さくそう)し、福島の子どもたちは、外で思いっきり遊ぶことができないでいる。小樽の皆さんのおかげで、子どもたちが海や山で思いっきり遊ぶ姿を見ることができ、本当にうれしい」と話した。

 同プロジェクトは各地の青年会議所で開催されており、事業の概要などは日本青年会議所のホームページで確認できる。

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