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蘭越で38冊の本を出版し町おこし-13歳から85歳までの住民が作家に

寄贈された本が蔵書される図書館の様子

寄贈された本が蔵書される図書館の様子

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 磯谷郡蘭越町の住民有志らが一度に38冊の本を出版し町づくりをした「住民作家プロジェクト」が成果を収めたことを受け、同企画の第2弾が行われる。

出版記念会の様子

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 昨年発足した同実行委員会は、著者向け説明会を経て今年の3月に38冊の本を電子書籍で無料公開。製本した書籍を同町の花一会図書館に寄贈した。13歳から85歳までの住民や同町関係者らが出版した38冊の本は、町のPRや小説、自分史、団体紹介、写真集など多岐にわたる。電子書籍は公開後1カ月間で3万4276人が閲覧した。

 同プロジェクトは、住民が作家となり電子書籍を無料配信することで町の魅力を発信し、本を出版することで住民の自己実現や地域資源の再認識を図り、住民同士の交流を促進する狙いで実施。また、完成した電子書籍を製本し町内の図書館に寄贈することで、図書館の魅力向上を図ることも目的としている。今回、第2弾を継続実施することにより、「住民作家の町らんこし」としての定着を図りたいとしている。今後は北海道大学図書館サークルとのタイアップなどを企画しているという。

 今月21日には同プロジェクトの説明会を開催。現在、インターネットなどでも情報を提供している。問い合わせは同実行委員会事務局(TEL 0136-57-5852)まで。

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