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小樽市総合博物館運河館で「小林運平」展-ろう教育に尽くした生涯

展示室の様子

展示室の様子

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 小樽市総合博物館運河館(小樽市色内2)第1展示室で4月5日、「小さな企画展 小林運平をご存知ですか?」が始まった。

小樽市総合博物館運河館の外観

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 北海道において聴覚障がい児教育の先駆者であった小林運平(1865~1916)の生涯と教育への情熱を、残された資料から紹介する同展。今年3月に歴史に幕を下ろした「小樽聾(ろう)学校」(入船4)の前身となる「盲唖(もうあ)私塾」「小樽盲唖学校」を私財で創設した同氏の胸像や辞令、ろう教育の参考にしたとされる伊澤修二氏の著作などを展示。私塾設立やろう学校設立、教育法の模索など、同氏が直面した困難と成し遂げた業績をさまざまな資料を使って解説する。

 同氏は1865(慶応元)年、現在の秋田県大館市に生まれ、秋田師範学校卒業後、県内の小学校で訓導や校長を歴任。1896(明治29)年に教師不足が深刻であった北海道に渡り、1903(明治36)年に再任した量徳小学校で3人の視聴覚障がい児童と出会ったことで、ろう教育に導かれていった。

 開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=300円、小人(中学生以下)無料ほか。6月6日まで。

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