小樽市総合福祉センター(小樽市富岡1)で2月22日、第15回小樽ボランティア会議「寒中避難訓練~冬道を逃げられますか?」が開かれた。
災害時に自分の身を守りながら、家族や地域の支援を必要としている人たちと共に大雪の冬道を目的地まで避難することができるかに焦点を当てた同会議。市内全域から60人が参加し、ストッキングや日本手拭い、ロープを使った応急手当体験や、アイマスクや車いすなどを実際に使用した介助・被介助体験などの避難体験、非常時に使うレスキューキッチンで調理した豚汁の炊き出しも行われた。
同会議は阪神淡路大震災など各地で発生する災害を受け、災害時に市民相互が支え合い協力することを基本に、市民の側から防災力の高い小樽の街をつくることを目的とし、1998年に初回会合が開かれた。現在、市民の災害に対する意識啓発事業や地域別ネットワーク構築などに取り組んでいる。