長野県山形村の百瀬村長をはじめとする4人の訪問団が8月22日、中松市長を訪問した。小樽ふれあい観光大使を務める小林英夫さんの尽力により実現。
同村は観光などの産業育成を進めていることから、同市の観光振興やまちづくりなどを視察するため1泊2日の日程で訪問。市長表敬訪問のほか、小樽運河や鰊(にしん)御殿(祝津3)、北海道ワイン(朝里川温泉1)などを訪れた。
「今回の表敬訪問の実現にあたり意識したことは『小樽ふれあい観光大使』としての役割。相互交流なくして、本当の友好関係は築けない。来てくださいというだけでは誰も来てくれない」と話すのは、同大使として同村を公式訪問し、今回の表敬訪問を実現した小林さん。同県で月1回、健康体操講座の講師も務めているプロダンサー。表敬訪問時の百瀬村長との懇談の中で、「お互いの町の情報を交換することによって、住んでいる人には気づきにくいその町の魅力などが見えてきた」という。「これからも山形村の魅力を小樽に、小樽の魅力を山形村に伝えていきたい。ミスおたるが小樽の情報を積極的に発信するように、小樽ふれあい観光大使も積極的に相互交流に取り組むべき」と持論を語る。
百瀬村長は「小樽は歴史的遺産と観光が見事に調和した素晴らしい都市。何よりも夢がある街で、末永く交流を続けていきたい」と話す。同村長は、同県の精密機器メーカー勤務などの民間経験を経て、今年4月に政界に転身。「日本一明るく元気な村づくり」を基本理念に掲げ、村政運営をしている。「もし中松市長が山形村を訪問していただければ、官民の協力はもとより、近隣の自治体とも協力しながら、心からお迎えしたい」と抱負を語った。
小樽ふれあい観光大使制度は、さまざま機会を通して「観光都市宣言のまち小樽」の魅力を全国に積極的に発信することを目的として設置。小林さんのほか、石原プロモーション会長・石原まき子さんや精神科医・香山リカさんなどの小樽にゆかりのある著名人が任命されている。